ベイズ統計学の基礎(結果から、確率を使って原因を探る)

ベイズ統計学の基礎(結果から、確率を使って原因を探る)

A社、シェア60%、不良品率1%
B社、シェア30%、不良品率3%
C社、シェア10%、不良品率10%

Q、各社の不良品率と、全体の不良品率は?
A社 0.6*0.01 = 0.006(0.6%)
B社 0.3*0.03 = 0.009(0.9%)
C社 0.1*0.10 = 0.01(1%)
足すと、全製品の2.5%が不良品。

Q、不良品が見つかった場合、C社である確率は?
不良品のシェアは、以下の通りなのでC社の確率は40%
A社 0.6% / 2.5% = 0.4(24%)
B社 0.9% / 2.5% = 0.36(36%)
C社 1% / 2.5% = 0.4(40%)

こういう風に、結果から、確率を使って原因を探るやり方を
「ベイズ逆確率」「事後確率」という。これから起こる未来じゃなくて、過去の原因に注目している。