kindle(電子書籍)でゲームブックを出版してみた。

kindle(電子書籍)でゲームブックを出版してみた。

前々から作りたいと思いつつ、なかなか作らなかったゲームブックを、ついに作ってみました。
実際の本を作るのは大変だけど、HTMLのハイパーリンクを使えば、わりと簡単に出来そう!
そう思ってから、早10年以上の月日が経ち、kindleが日本での販売を開始した今こそチャンス!と思って、勢いだけで制作。
cover のコピー

電子書籍だけに、紙の本のゲームブックと違って、今回作っていて色々な点に気づきました。

問題点1:所持金、アイテム、生命点の管理や、ダイスによる戦闘はどうするか?
解決法その1、紙のゲームブックと同様に、紙と鉛筆で管理してもらう。←ユーザが大変。電子書籍なのに紙とペンとダイスが必要!(まあ、これはこれでオールドファン的には問題ないかもしれないが…。)
解決法その2、ゲームブックアプリみたいに、普通にゲーム内で管理。←実装が大変&ゲームブックというより、テキストアドベンチャー?
解決法その3、ユーザに管理はさせずに文章で頑張る。←書き手が大変&判定によるドキドキがない(同じ選択肢を選んだら同じ結果)
備考:今回は、その3を選択しましたが、複雑な展開なんかでは難しいですね。

問題点2:指セーブが出来ない(笑)
解決法その1、指セーブが出来ないものだと諦める
解決法その2、パラグラフ番号を乱数にしないで順番にする。欠点としては、パラグラフ番号の飛び方で展開の長短が分かる
備考:ゲームブック愛読者は、割と解析好きなので変に乱数にしない方が親切と思いました。書き手的にもパラグラフ番号のリンクバグが少なくなるのは嬉しい。

問題点3:電子書籍なので、一度に表示できる文章量が、デバイスにより大幅に違う(iphoneとiPadなど)
選択肢の途中で切れたり、ほとんど空白のページだったり等々
備考:これは正直、どうしようもないので諦める。基本的には文字は小さめに調節して、プレイした方が良いと思います。

問題点4:選択肢を選ぼうと思って、ページの端の方にあるパラグラフ番号をタッチしようとして、ページをめくってしまう
解決方法、ジャンプするパラグラフ番号は、できるだけセンタリングした方が良い。
備考:これはリリースしてから気づきました(苦笑) 文章の中にあった方がゲームブックっぽくて良いんだが…。

問題点5:死んだ時の処理
リンクも何もなし←これは最悪
文字通り、1からやり直させる(リスタート方式)←システム的には楽だけど、プレイヤー的にはかったるい。
直前の選択肢に戻す(リトライ方式)←普通のデジタルゲームのボス戦などで、よくある形式。今回はこれを採用。

今回のゲームブックでは、途中で投げ出さないように、サクサクと進めるように意識して作りました。
また初作成のゲームブックという事で、100パラグラフ前後になるように調整。
多少、簡単すぎるかな?という嫌いはありますが、面倒だな…。と思うと投げ出しちゃいますからね(笑)

実際には、いきなりゲームブックを作るのは大変だろうと、試しに過去のブログからレシピ集を、Sigil(ePub3エディタ)で作ってみました。
kindleでは無料配布は出来ない(容量が3MB以下なら100円、10MB以下なら200円、50MB以下なら300円の最低価格が決まっている)ので
どうせ売れないだろ…と最低価格の200円でリリースしてみると、50冊以上も売れたので、kindle(amazon)のスゴさを実感する。

これなら、ロイヤリティ70%のオプション(KDPセレクト)にするか〜と思ったら、最低金額が250円らしい。
まあ、買い手にとっては50円の差だけど(意外と気にするか?)
200円*35%=70円
250円*70%=175円
と、作者が受け取る金額には100円以上の差がある!
(買い手がダウンロード時の通信料も負担だけど、1円/MBなので大した事ない)

なので、今回のゲームブックと以前のレシピ集の両方を250円に価格変更!
ゲームブック「少年の旅立ち」は、最初200円でリリースしたら、ロイヤリティ70%に選択したにもかかわらず35%になっていた!
まあ、kindle版ゲームブックなんて書いている競合相手なんていないだろう〜と、強気に値上げしてみる(笑)
今回のリリースで、少しでもゲームブック業界が活性化したらイイね!

PS
Kindleストア > Kindle本 > 絵本・児童書 > 読み物 のランキングで、ゲームブック「少年の旅立ち」が1位になっている!
http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/digital-text/2293384051/ref=pd_zg_hrsr_kinc_1_4_last

このカテゴリーって誰が決めているんだろ(苦笑)
3位に「星の王子さま」が入っているから、少年の〜ってフレーズに引っかかったのかな?
個人的には、15位の「魔法中年っ!」ってのが気になる…。

“kindle(電子書籍)でゲームブックを出版してみた。” への4件の返信

  1. このような方法で連続する申し訳ございません。
    私はリース大学の学生、マザー・ローラと申します。
    日本語から英語にの翻訳の修士号を取得のために勉強しています。
    今、最終のプロジェクトを準備しています。そのため、本の中から約八千字の部分を翻訳しなければなりません。まことに厚かましいお願いとは存じますが、メサイア・ワークスが出版した少年の旅立ちを翻訳する許可を与えさせていただければ、大変ありがたいです。
    大変ご迷惑をかけて失礼いたします。
    以上よろしくお願いいたします
    マザー・ローラ
    メール:ml10l2em@leeds.ac.uk

  2. どうもありがとうございます。
    「少年の旅立ち」は前に出版したかまだ未出版の英訳がありますか。

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