SW完全版のSSを書いてみた。

ぼっちでダンジョンに潜ってみた

俺の名前はジャック。親無しの浮浪児だったけど、気づいたら、そう呼ばれていた。
スラム街の出身なのは不幸だったが、本を読むのが好きだったのと、近くにラーダの神殿があったのは幸運だった。
今では、一緒に暮らしてた友だちは、みんな死んじまった。
俺が生き残れたのは、みんなより、ちょっとばかし頭が良くて、手先が器用だったからだ。
あとは神様の声が聞こえたのも、でかかったな。「神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと」って奴だ(笑)

気づくと色々と出来るようになっていたが、正直、あまり人と触れ合うのが好きじゃないので、一人で出来る仕事は無いかな~。と思って遺跡探索を思いついた訳だ。
世間ではパーティーを組んで冒険するのが当たり前らしいが、生来のぼっち気質の俺には無理!
なので、一匹狼を気取って、一人でダンジョンに潜ってみている。
正直、一人で冒険するのはリスキーなのは分かっている。だが報酬は独り占め。ハイリスク・ハイリターンって奴だ。
上手くやれば、一回の冒険で一生遊んで暮らせる。
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました…。
でも、やっぱ、無理があるよ。
シーフ2・プリースト(ラーダ)2・セージ2だから、わりと何でもこなせる。
大枚はたいて銀のダガーも買ったので、通常武器無効の敵が出てきても、何とか対処できる。

でも、なんというか、回復魔法が使えると言っても、その間も敵の攻撃が止むわけじゃないし…。
一対一ならまだしも、多数の敵が出てきたら逃げるしか無い。
そして、自分が倒れたら一巻の終わり。正直、リスキー過ぎる。
だけど、いまさら他人と組む気には慣れない。
みんな、どうやって他人と上手くやってんだろな。俺には分かんねえよ…。

まあ、愚痴はこれ位にして、今日も遺跡に潜ってお宝を見つけて、冒険者の店の親父に買い取ってもらうか。
正直、ただのぼっちなんだけど「トレジャーハンター」って言えば、それなりに格好もつくってもんだ。
できるだけ都合の悪い現実は直視しない事にしている。どこまでやっていけるか、自分でも楽しみだ(笑)

俺が生まれたパダって街には、落ちた都市レックスって遺跡があって、なんでも大昔には空に浮かんでいたらしい。
それが古代王国の末期に、俺達の先祖が浮かぶ仕組みを壊して、墜落させたって話だ。
なんとも物騒な話だが、おかげで辺り一面遺跡だらけって状況になったんだから、俺みたいな遺跡荒らしには有難い事だ。
とは言っても、何百年も探索が続けられたお陰で、街の近くの遺跡は大体探索されつくされちまった。いわゆる「枯れた遺跡」って奴だな。
俺みたいな駆け出しの遺跡荒らしは、そういった枯れた遺跡を探索して、先人たちが取りこぼした場所が無いかと、目を皿のようにして探す訳だ。
ほとんどの場合は、何も見つからずに無駄足になるんだけど、極々まれに隠し扉を発見したりする訳よ。
今回話すのは、そういった幸運、いや不幸にめぐり合った時の話だ。

その日、やっと見つかった隠し扉の奥には、グールが一匹だけいた。
このグールってアンデッド・モンスターは、少々厄介だな。
なぜなら、牙と両手の爪で攻撃してくる上に、麻痺毒を持っている。
俺は、まだ毒解除の魔法を覚えていない。もっと言えば俺はボッチなので、覚えていたとしても俺が麻痺したら、間違いなく奴に生きたまま食われちまう。
こういう時は、ゴリラみたいな筋肉ムキムキの戦士に戦わせて、俺は後方で、のんびりと補助魔法や回復魔法を唱えていたいもんだが…。
まあ、実際にパーティーを組んだら、色々と文句を言われて、嫌な思いをするのは目に見えているし、それなら一人の方が気楽だ。

さて、どうするかな…。できれば遠慮したい相手だが、しばらく遺跡がなかなか見つからなかった事もあって、所持金がヤバい。
先に進んでお宝があるかどうかの保証もないが、他にアタリの遺跡が見つかる可能性は、もっと低そうだ…。
一攫千金の可能性もあるし、ここは頑張るしかないよな…。
多分勝てるはず…。と思いつつ、ショートソードを鞘から抜いて突撃~!!

結論から言うと・・・・・、うん、やっぱり麻痺毒に犯された。
盗賊はチャ・ザを信仰しておくべきだったな。本好きだからと言って、ラーダを信仰したのは間違いだったかな~。
グールの生臭い息を感じながら、かじられる痛みに耐えながら、死を意識した瞬間。
なぜだか、都合よく騎兵隊がやってきた。俺と同い年くらいの男×2女×2の4人組リア充パーティー。
くそ!リア充は爆発しろ!

男ファイター
男ファイター
女シーフ
女ソーサラー
のパーティーで、出来れば俺に仲間になって欲しい、とか言ってきやがった!
リア充パーティーで、一人あぶれてボッチとかマジ勘弁してくれ。それなんて拷問?って感じだ。
絶対こいつらデキていて、ダブルデートよろしく冒険をしているに違いない。
おい、ふざけんなと。おまえら自分たちのリア充っぷりを見せつけたいがために、俺をパーティーに誘っているんじゃないかと小1時間問い詰めたい。

とりあえず一言だけ礼を言って、丁重に断って、速攻で街に帰ってきたね。
俺のボッチ空間を侵すな、と言いたい。「冒険をする時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ、独り静かで豊かで・・・」ってやつだよ。
そんな俺は、今日も独りでパダの落ちた遺跡を探索中~。

名前=ジャック
種族=人間
生まれ=盗賊
年齢=19歳
性別=男性

器用度=18(+3)
敏捷度=15(+2)
知力=19(+3)
筋力=12(+2)
生命力=13(+2)
精神力=15(+2)

シーフ2
プリースト(ラーダ)2
セージ2

銀のダガー(必要筋力5)
ショートソード(必要筋力6)
ソフトレザー(必要筋力6)
スモールシールド(必要筋力1)

攻撃力=5
打撃力=5
クリティカル値=9
追加ダメージ=4
回避力=5
防御力=6
冒険者レベル=2

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