CentOS 6.4に、最新版Git環境を構築してみた。

CentOS 6.4に、最新版Git環境を構築してみた。
GitHubも良いのだけど、公開したくないコードもあるの「社内向けGitサーバ」もあれば便利かな~と思ってインスト!

※専門用語その1 Git
Gitとは、バージョン管理のシステム。主にソースコードファイルをどう変更したかを管理する。
基本的にはテキストのみ。画像や音楽なども管理はできるが差分がバイナリ比較になるので、どう変化したか分からない。
そういった意味では、エクセルやワードのバージョン管理も出来ない。

※専門用語その2 GitHub
GitをWebサーバ上に公開して、ブラウザから誰でも使えるようにしたWebサービス。通称、開発者向けSNS
基本的に無料だが、有料にすると以下のような事が出来る。
無料=必ず公開。レポジトリ数も5件まで
有料=非公開設定が出来る。レポジトリ数にも制限なし!

Gitはフリーなので、自分でサーバを用意して、自分専用に出来たりします。
Linuxには、わりと最初からインストールされていますが、バージョンが古かったりするので最新に更新する。

参照URL:
http://qiita.com/sirone/items/2e233ab9697a030f1335

そのままだと、パス無しで使えなかったので、リンクを貼っておく

とりあえずインストールは終わったので、設定を行います。
参照URL:

※ xinetdはインターネット接続を管理するデーモン

設定ファイルは、以下のようにする(gitプロトコルで接続してきたら、gitサーバにつなげて!)

再起動する

※専門用語その3 レポジトリ
レポジトリとは貯蔵庫の意味で、gitでは変更情報を格納するための情報群(とは言っても、ただのファイルとフォルダです)
クライアント側からはレポジトリ名で、サーバ側では指定フォルダで管理されている。
ユーザがファイル等を変更後、commitすると変更履歴が保存される。
レポジトリ作成

とりあえずGitサーバ側の設定は、これで終わり。次はGitクライアント側。
適当なフォルダを作って、gitで管理したいファイル群を作る。
面倒なので、gitサーバと同じ実行してみた。

git initコマンドは、カレントフォルダ以下をgitで管理するよ!っていうコマンド

git addコマンドは、バージョン管理したフィアルを選択する。カンマ(.)にすれば全て選択となる。
git commitコマンドは、gitにおけるセーブみたいなモノ。バージョン番号がふられる。履歴用のコメントが必須!

git remote addコマンドは、リモートリポジトリ(gitサーバ名)の登録。同じサーバ内ならフルパスを書けば大丈夫!
ネット経由なら、サーバ名とアカウント情報が必要。

後は、通常通りgit pushコマンド(gitサーバへのアップロード)をたたけば、この状態が保存されます。
最後のmasterは、デフォルトのブランチ名(gitでは履歴を分岐できる。例えば現行ソフトの履歴・次世代ソフトの履歴を平行して管理できる)

保存履歴をみたい時は、以下のようにすれば表示される。

一つ前のバージョンとの差分を比較したい時には、以下のコマンド
頭にプラス記号があるのが追加された行

gitには色々なコメンドや概念があるので、色々と調べてみて下さい。
とりあえず、コマンドラインでgitだけをタイプすると、ヘルプが見られます。